梅雨の湿気に負けない髪の毛へ！悩み別の対策やおすすめのアイテムを紹介
公開日：2022.04.21 最終更新日：2022.08.19
梅雨時期に多い、うねりや広がり、ボリュームダウンといった髪の毛のお悩み。これらの原因には、梅雨時期の湿度の高さや髪質、蓄積したダメージなどが深く関係しています。今回は、多くの女性を悩ませている梅雨時期の髪トラブルの原因を始め、梅雨時期に見直したいヘアケアや悩み別の対策方法、前髪のスタイリング方法などを紹介します。
- 梅雨に髪の毛がまとまらない2つの原因
- 原因①水分を吸収しやすい髪質
- 原因②ダメージにより傷ついた髪
- 【基本】梅雨時期に見直したいヘアケアの3STEP
- 1.シャンプー後はトリートメントをする
- 2.適切なタオルドライ後、ヘアオイルを付ける
- 3.必ずドライヤーで髪の毛を乾かす
- 【梅雨の悩み別】髪の毛のケア＆対策方法
- 梅雨の悩み①髪の毛が広がってしまう
- 梅雨の悩み②くせ毛でうねってしまう
- 梅雨の悩み③髪の毛のボリュームがなくなってしまう
- 【前髪】梅雨のスタイリング＆おすすめアイテム
- うねる前髪はブローとヘアアイロンで整える
- ぺたんこ前髪はカーラーでふんわりさせる
- 自分に合う方法を実践して、梅雨でも髪の毛をまとめよう！
梅雨に髪の毛がまとまらない2つの原因
梅雨に髪の毛がまとまらない原因には、水分が深く関係しています。生まれ持った髪質や髪の毛に蓄積されたダメージにより、髪の毛に水分が取り込まれることでまとまりづらくなってしまうのです。まずは、梅雨の時期に髪の毛がまとまらない原因を詳しく解説していきます。
原因①水分を吸収しやすい髪質
髪質は大きく次の2種類に分けられ、特に吸水タイプ（吸水毛）が梅雨の影響を受けやすいとされます。
①撥水タイプ（撥水毛）：水分を吸収しにくい髪質
②吸水タイプ（吸水毛）：水分を吸収しやすい髪質
②吸水タイプ（吸水毛）：水分を吸収しやすい髪質
＜吸水タイプ（吸水毛）が梅雨に弱い理由＞
もともと髪が水分を吸収しやすいのに加え、梅雨時期は湿気を余計に吸収してしまいます。その結果、広がる・うねるなどの髪トラブルが生じてしまうのです。次のような傾向にある人は、髪質が吸水タイプの可能性があります。
もともと髪が水分を吸収しやすいのに加え、梅雨時期は湿気を余計に吸収してしまいます。その結果、広がる・うねるなどの髪トラブルが生じてしまうのです。次のような傾向にある人は、髪質が吸水タイプの可能性があります。
＜吸水タイプの髪質の特徴＞
・髪がやわらかい
・髪のハリが弱い
・髪が絡まりやすい
・髪を乾かすとパサパサしている
・髪がやわらかい
・髪のハリが弱い
・髪が絡まりやすい
・髪を乾かすとパサパサしている
原因②ダメージにより傷ついた髪
髪の毛は、キューティクル、コルテックス（タンパク質）、メデュラという三層構造で成り立っています。1番外側にあるキューティクルはうろこ状で、髪内部の水分保持や、空気中の水分を髪内部に入り込ませない役割を担う重要な存在です。
しかし、キューティクルはカラーリングやパーマ、アイロンやコテの使用、摩擦や紫外線などのダメージによって傷付きます。キューティクルが損傷すると、髪の毛が乾いている状態であっても汗や空気中の水分を取り込みやすい状態に。その結果、髪の毛が広がる・まとまらないといった悩みが発生してしまいます。
【基本】梅雨時期に見直したいヘアケアの3STEP
梅雨時期に髪の毛がまとまらない人は、普段のヘアケアを見直してみましょう。入浴中やお風呂上がりのケアを丁寧にすることで、髪の毛のダメージを抑えられるでしょう。ここではトリートメント、ヘアオイル、ドライヤーと、3つのポイントを紹介します。
1.シャンプー後はトリートメントをする
シャンプー後はトリートメントもして、髪の毛のダメージを軽減していきましょう。トリートメントがよく浸透するように、髪の毛の水気を切ってから塗っていきます。ダメージが集中しやすい毛先に多めに塗ったら、そのまま10分を目安※に放置し、トリートメントを髪の毛に浸透させます。
ちなみに、トリートメントを塗った後に蒸しタオルを巻くと、より浸透しやすくなりますよ。
※製品によって異なる場合があるため、使用時は注意書きをご確認ください。
※製品によって異なる場合があるため、使用時は注意書きをご確認ください。
2.適切なタオルドライ後、ヘアオイルを付ける
お風呂から上がったら、まずはタオルドライをして髪の毛の水気を切りましょう。ただし、ゴシゴシと拭くのはNGです。キューティクルは摩擦や刺激に弱いので、タオルドライは優しく押さえるようにしてくださいね。
タオルドライ後は、ヘアオイルを髪の毛に塗っていきます。ヘアオイルには、ドライヤーによる摩擦や熱のダメージから髪を守る効果が期待できます。トリートメントと同じく、傷みやすい毛先を中心に付けるのがポイントです。
3.必ずドライヤーで髪の毛を乾かす
ヘアオイルを付けたら、ドライヤーで髪の毛を乾かしていきます。髪の毛は濡れるとキューティクルが開きます。そのままの状態で放置すると、キューティクルの剥がれや傷みの原因になるだけでなく、トリートメントやヘアオイルの栄養分も逃げてしまうため、自然乾燥は避けましょう。
ドライヤーは根元から当て始め、毛先までしっかり乾かしていきます。ダメージを軽減するために、ドライヤーは同じ場所に当て続けないなど、熱を分散させることも意識してくださいね。「上から下」にかけると髪へのダメージ軽減に効果的とされます。
なお、ドライヤーと髪の毛の距離は、近すぎると熱でダメージを与えてしまい、遠すぎると逆に乾きづらくなってしまうため、10～15㎝ほど離すのが理想です。
【梅雨の悩み別】髪の毛のケア＆対策方法
梅雨の時期に多い主なお悩みは、髪の広がり・うねり・ボリュームダウンの3つ。それぞれに適したケアや対策方法は異なりますので、自分の悩みに合った方法を取り入れましょう。
梅雨の悩み①髪の毛が広がってしまう
ボサボサとした髪の広がりを防ぐには、髪にしっかりと潤いを与えることが大切です。ドライヤー前だけでなく、お出かけ前にもヘアオイルを使って広がりを抑えましょう。
また、ヘアオイルを付けた後はブラッシングも忘れずに。ブラッシングをすると髪の毛の絡まりをほどけるだけでなく、ヘアオイルや頭皮の皮脂が毛先まで届きます。皮脂によってキューティクルが整うと、髪の広がりを抑えられます。ブラッシングをする際は、根元からではなく「毛先→根元」の順でとかすと髪にダメージを与えにくいですよ。
梅雨の悩み②くせ毛でうねってしまう
くせ毛は、雨の日や湿気の多い日に水分をコントロールできず、さらにうねってしまいます。梅雨時期はシャンプーやスタイリングに気を配って、少しでもくせを抑えましょう。
＜対策①シャンプー＞
髪の毛は、ダメージがあるほど元のくせが出やすいと言われています。そのため、くせ毛の人にはダメージヘア用のシャンプーがおすすめ。シャンプー前は、手ぐしで髪の絡まりをほどきます。30秒程度予洗いし、髪表面の汚れを落としてからシャンプーすると、有効成分が髪内部まで浸透してうねりにくくなるでしょう。
髪の毛は、ダメージがあるほど元のくせが出やすいと言われています。そのため、くせ毛の人にはダメージヘア用のシャンプーがおすすめ。シャンプー前は、手ぐしで髪の絡まりをほどきます。30秒程度予洗いし、髪表面の汚れを落としてからシャンプーすると、有効成分が髪内部まで浸透してうねりにくくなるでしょう。
＜対策②スタイリング＞
うねりを抑えたい時は、ウォータースプレーなどを使って髪の毛を濡らし、ドライヤーで乾かすスタイリング方法がおすすめです。最後はドライヤーを冷風に切り替えて、表面を軽く乾かすとセットしやすくなります。
うねりを抑えたい時は、ウォータースプレーなどを使って髪の毛を濡らし、ドライヤーで乾かすスタイリング方法がおすすめです。最後はドライヤーを冷風に切り替えて、表面を軽く乾かすとセットしやすくなります。
また、くせが気になる時はヘアアイロンやコテを使ってスタイリングするのもおすすめです。髪の毛にダメージを与えないよう、熱を与える時間は3～5秒と短めを意識してください。毛先に向かってヘアアイロンやコテを滑らせるイメージでスタイリングしていきます。
梅雨の悩み③髪の毛のボリュームがなくなってしまう
梅雨時期に髪の毛がぺたんとなってしまうのは、髪が水分を吸収しすぎて重たくなってしまうためです。その他、髪にハリやコシがない、または髪が細い場合もボリュームが出ず、ぺたんとなってしまうことがあります。髪の毛のボリュームが気になる時は、スタイリングやヘアアレンジを工夫していきましょう。
＜対策①スタイリング＞
髪の毛が広がってしまうタイプとは違い、油分の多いスタイリング剤や洗い流さないトリートメントなどは、髪の重さを助長させてしまうため適しません。髪を固めずにエアリー感を出せるスプレーなどを使って、根元を立ち上げるようヘアセットをしてみてください。
髪の毛が広がってしまうタイプとは違い、油分の多いスタイリング剤や洗い流さないトリートメントなどは、髪の重さを助長させてしまうため適しません。髪を固めずにエアリー感を出せるスプレーなどを使って、根元を立ち上げるようヘアセットをしてみてください。
＜対策②ヘアアレンジ＞
髪のボリュームが出ない時は、ヘアアレンジにもひと工夫を。お団子ヘア、ハーフアップなど、ボリュームを出せるヘアアレンジを楽しみながら梅雨時期を乗り越えましょう。
髪のボリュームが出ない時は、ヘアアレンジにもひと工夫を。お団子ヘア、ハーフアップなど、ボリュームを出せるヘアアレンジを楽しみながら梅雨時期を乗り越えましょう。
その他、美容院でパーマをかけて髪の毛をふんわりさせる方法もあります。特に、ヘアスタイルを形状記憶する「デジタルパーマ」がおすすめです。髪のボリュームをキープできる上に、湿気でヘアスタイルがくずれても、パーマの動きに紛れてニュアンスヘアになりますよ。
【前髪】梅雨のスタイリング＆おすすめアイテム
梅雨など湿度が高い日は、前髪のスタイリングが決まらないことも。前髪は髪型の印象を左右する重要な部分なので、しっかりセットしたいですよね。そこでこちらでは、前髪のスタイリングとおすすめアイテムをお悩み別に紹介します。
うねる前髪はブローとヘアアイロンで整える
うねる前髪は、念入りなブローとヘアアイロンで整えていく方法がおすすめです。
＜スタイリング方法＞
①スプレー容器などを使い、水やヘアウォーターを前髪に付けてくせを直す
②前髪を左右にとかしながら、ドライヤーで乾かす
③ヘアアイロンを使って前髪を根元から伸ばす
④スタイリング剤で整える
①スプレー容器などを使い、水やヘアウォーターを前髪に付けてくせを直す
②前髪を左右にとかしながら、ドライヤーで乾かす
③ヘアアイロンを使って前髪を根元から伸ばす
④スタイリング剤で整える
湿気をブロックするには、スタイリング用のオイルがおすすめです。なお、ヘアアイロンはしっかり乾いた髪に使うようにしましょう。濡れた髪の毛にヘアアイロンを使うと、濡れてやわらかくなっているキューティクルがダメージを受けやすくなります。
ぺたんこ前髪はカーラーでふんわりさせる
ぺたんこ前髪を防ぎたい時は、カーラーを使ってふんわりと仕上げましょう。カーラーは、外巻きより内巻きの方がふんわりと仕上がります。
＜スタイリング方法＞
①前髪を持ち上げて、カーラーを根元に入れる
②根元から毛先に向かって前髪をカーラーに巻き付ける
③ドライヤーを温風・冷風の順に当ててくせづける
④カーラーをゆっくり下方向に抜いて手グシで整える
①前髪を持ち上げて、カーラーを根元に入れる
②根元から毛先に向かって前髪をカーラーに巻き付ける
③ドライヤーを温風・冷風の順に当ててくせづける
④カーラーをゆっくり下方向に抜いて手グシで整える
おすすめなのは、表面がマジックテープのようになっているカーラー。前髪を巻き付けるだけで固定されるので、お出かけ前でも手軽に使えます。
自分に合う方法を実践して、梅雨でも髪の毛をまとめよう！
梅雨に髪の毛がまとまらない時は、普段のヘアケアの見直しや、自分の状態に合うケア方法を取り入れることが大切です。髪の毛に関するお悩みを解消して、ヘアケアやヘアアレンジを楽しみながら梅雨時期を過ごしてくださいね。
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梅雨時期のカビ対策については以下の記事で詳しく紹介しています。
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