春菊｜健康と美容に嬉しい栄養がいっぱい！ 子どもも食べやすい調理方法も紹介
公開日：2021.12.23 最終更新日：2022.04.22
春菊と言えば、お鍋などの料理に欠かせない野菜です。好き嫌いが分かれることもありますが、調理方法を工夫すれば大人はもちろん、子どもでも食べやすくなります。春菊のカロリーや栄養素を始め、栄養をしっかり摂取できるおすすめの調理方法や適正摂取量、春菊の保存期間と保存方法などを紹介します。
春菊は低カロリーなのに栄養が豊富！
2月に旬を迎える春菊は、さまざまな栄養素が含まれている一方で、他の野菜よりもカロリーが低め。健康と美容のために、積極的に摂取したいところです。まずは春菊のカロリーと糖質量、含まれる主な栄養素とその効果効能から見ていきましょう。
春菊のカロリーと糖質量
春菊（100gあたり）のカロリーと糖質量は次の通りです。
・カロリー：22kcal
・糖質：生0.7g、茹でたもの0.8g
春菊のカロリーは、野菜100gの平均カロリーとされる36kcalよりも低めです。栄養価が高くカロリーが低いので、ダイエット向きの食材と言えます。
・カロリー：22kcal
・糖質：生0.7g、茹でたもの0.8g
春菊のカロリーは、野菜100gの平均カロリーとされる36kcalよりも低めです。栄養価が高くカロリーが低いので、ダイエット向きの食材と言えます。
健康にかかわる春菊の栄養素
春菊に含まれるビタミンK、鉄、カリウムは、主に健康面で嬉しい効果効能を持っています。
＜ビタミンK＞
・含有量：春菊100gあたり250μg
ビタミンKは、骨や血液の健康維持に働く栄養素です。カルシウムが骨へ作用するのを助ける働きがあります。
＜鉄＞
・含有量：春菊100gあたり1.7mg
鉄は貧血の予防に欠かせない栄養素です。鉄が不足すると、貧血だけでなく体のだるさや疲れが生じることもあります。
＜カリウム＞
・含有量：春菊100gあたり460mg
カリウムは体内の塩分を排出してくれる、むくみ防止に良い栄養素です。
＜ビタミンK＞
・含有量：春菊100gあたり250μg
ビタミンKは、骨や血液の健康維持に働く栄養素です。カルシウムが骨へ作用するのを助ける働きがあります。
＜鉄＞
・含有量：春菊100gあたり1.7mg
鉄は貧血の予防に欠かせない栄養素です。鉄が不足すると、貧血だけでなく体のだるさや疲れが生じることもあります。
＜カリウム＞
・含有量：春菊100gあたり460mg
カリウムは体内の塩分を排出してくれる、むくみ防止に良い栄養素です。
美容にかかわる春菊の栄養素
春菊に含まれるβ-カロテンとビタミンCは、主に美容面で嬉しい効果効能を持つ栄養素です。
＜β-カロテン＞
・含有量：春菊100gあたり4,500μg
β-カロテンは体内でビタミンAになり、皮膚や粘膜の健康維持、目の健康促進をしてくれます。さらに、老化を引き起こす活性酵素を除去する働きである抗酸化作用を持つと言われています。
＜ビタミンC＞
・含有量：春菊100gあたり19mg
ビタミンCはコラーゲンの生成にかかわる、美容や骨の健康には欠かせない栄養素です。β-カロテンと同様に抗酸化作用が期待できます。
＜β-カロテン＞
・含有量：春菊100gあたり4,500μg
β-カロテンは体内でビタミンAになり、皮膚や粘膜の健康維持、目の健康促進をしてくれます。さらに、老化を引き起こす活性酵素を除去する働きである抗酸化作用を持つと言われています。
＜ビタミンC＞
・含有量：春菊100gあたり19mg
ビタミンCはコラーゲンの生成にかかわる、美容や骨の健康には欠かせない栄養素です。β-カロテンと同様に抗酸化作用が期待できます。
春菊の栄養素をしっかり摂取できる調理方法
春菊の持つ苦味や独特のクセが苦手という人もいます。しかし調理方法を工夫すれば、苦みやクセを抑えることは可能です。ここでは、春菊に含まれるβ-カロテンや鉄分などの栄養素をしっかり摂取できる、おすすめの調理方法を紹介します。
サラダ：苦味やクセが苦手な人でも食べやすい
春菊は加熱すると苦味が強くなるので、苦味や春菊特有のクセが苦手な人には、生のまま食べられるサラダがおすすめです。春菊に含まれる鉄分は、ビタミンCが多く含まれる食品や、肉・魚介類などのタンパク質と一緒に摂ることで吸収率がアップ。やわらかくて食べやすい葉の部分をサラダにして、ビタミンCが含まれるレモンが入ったドレッシングをかけてみてはいかがでしょうか。
その他、春菊を肉料理や魚料理の添え野菜にすると、苦味やクセが苦手な人でも手軽に摂取できます。
その他、春菊を肉料理や魚料理の添え野菜にすると、苦味やクセが苦手な人でも手軽に摂取できます。
スープ・鍋：水に溶けた栄養素を無駄なく摂取できる
春菊は茹でることでβ-カロテンの量が2倍に。しかし、ビタミンCやミネラルなどの栄養素は水溶性のため、水に溶け出てしまいます。そのためスープや鍋料理にすれば、水に溶け出た栄養素も一緒に摂取できますよ。
炒め物：β-カロテンの吸収率がアップする
春菊に含まれるβ-カロテンは、油と一緒に摂ると吸収率がアップします。テフロンコーティングのフライパンを使っている人も、春菊の炒め物を作る時は少量の油をひくのがおすすめです。
先述したように、春菊は加熱すると苦味が強くなってしまうので、ベーコンや豚肉などと一緒にサッと炒めて調理しましょう。
先述したように、春菊は加熱すると苦味が強くなってしまうので、ベーコンや豚肉などと一緒にサッと炒めて調理しましょう。
春菊に関するよくある疑問
栄養たっぷりの春菊を食べてもらいたくても、独特なクセを嫌う子どもは多いものです。そんな時は、調理方法を工夫すると食べてもらえるかもしれません。ここでは、子どもが食べやすい調理方法を始め、食べすぎによる影響や適正摂取量、春菊に関するよくある疑問と解決方法を紹介します。
①子どもが食べやすい調理方法って？
香りや苦味が強い春菊は、子どもが苦手な野菜の1つに数えられます。しかし春菊は栄養たっぷりなので、食事に取り入れたいところですよね。
おすすめは春菊を使ったナムルです。調理の際は、苦味が出ないように短時間でサッと茹でてください。ごま油で春菊の香りを弱くしたり、マヨネーズであえたりして苦味を和らげるのもポイントです。春菊の存在が目立たないよう、餃子やつくねに混ぜ込んでしまうのもおすすめです。
②春菊を食べすぎるとどうなる？
春菊は栄養豊富とはいえ、食べすぎると体に悪影響を与えてしまうこともあります。考えられる悪影響は、春菊アレルギーや下痢などです。
＜アレルギー＞
春菊はアレルギーを起こしづらいとされていますが、人によってはアレルギー症状が出ることもあります。食後に嘔吐や下痢、じんましんなどの症状が現れた場合は、アレルギーの可能性も。食事中、または食後に異変を感じた場合は、自己判断しないですぐに病院を受診してください。
＜下痢＞
春菊には食物繊維が豊富に含まれているため、ほど良く摂取すると便秘の改善などに役立ちます。しかし、過剰に摂取すると腸に刺激を与え、下痢を引き起こすこともあるので注意が必要です。
＜アレルギー＞
春菊はアレルギーを起こしづらいとされていますが、人によってはアレルギー症状が出ることもあります。食後に嘔吐や下痢、じんましんなどの症状が現れた場合は、アレルギーの可能性も。食事中、または食後に異変を感じた場合は、自己判断しないですぐに病院を受診してください。
＜下痢＞
春菊には食物繊維が豊富に含まれているため、ほど良く摂取すると便秘の改善などに役立ちます。しかし、過剰に摂取すると腸に刺激を与え、下痢を引き起こすこともあるので注意が必要です。
③春菊の適正摂取量って？
春菊は、2分の1束（約100g）食べるだけで、成人が1日に必要とするビタミンAを摂取できます。おひたしにする場合、1人分では生のもので60〜80g程度が目安です。食べすぎると体に悪影響が及ぶかもしれないので、1日100g前後を目安に摂取しましょう。
④妊婦が食べても問題ない？
妊娠中に春菊を食べても問題ないと言われています。春菊には鉄が多く含まれているので、妊娠中の貧血予防に役立ちます。
また国立成育医療研究センターの研究によると、妊娠初期に春菊やホウレン草、ネギなどの葉野菜やブロッコリー・キャベツなどのアブラナ科野菜を多く摂取しているほど、出生後（2歳児）の喘息症状の発症率が低いという研究結果もあります。
また国立成育医療研究センターの研究によると、妊娠初期に春菊やホウレン草、ネギなどの葉野菜やブロッコリー・キャベツなどのアブラナ科野菜を多く摂取しているほど、出生後（2歳児）の喘息症状の発症率が低いという研究結果もあります。
春菊の保存期間と保存方法
春菊は傷むのが早い野菜です。保存期間や正しい保存方法を知っておくと、春菊をダメにする前に美味しく食べられるはず。ここでは春菊の保存期間と保存方法を、冷蔵・冷凍別に紹介します。
春菊の保存期間
春菊は常温ではなく、冷蔵もしくは冷凍保存がおすすめです。保存の目安は、冷蔵庫で袋のままだと2〜3日、冷蔵庫で適切な保存をした場合は5〜7日、冷凍庫だと1ヵ月ほど。購入後は春菊が傷む前に、1〜2日程度で使い切るのが理想です。すぐに使い切れない場合は、冷凍で保存しましょう。
春菊の保存方法
春菊を生で保存する場合は、乾燥しないように濡れた新聞紙などに包みます。次に、ビニール袋に入れて、野菜室で立てて保存しましょう。
茹でてから保存する場合は、サッと茹でて水気を切り、密閉容器に入れます。冷凍する場合も、まずは水気をしっかり切ってください。そして根元が乾燥しないように濡れたキッチンペーパーなどで巻き、密封袋に入れて保存します。
春菊を始め、2月に旬を迎える食材の栄養素や保存方法などが気になる方は、こちらもチェックしてみてください。
茹でてから保存する場合は、サッと茹でて水気を切り、密閉容器に入れます。冷凍する場合も、まずは水気をしっかり切ってください。そして根元が乾燥しないように濡れたキッチンペーパーなどで巻き、密封袋に入れて保存します。
春菊を始め、2月に旬を迎える食材の栄養素や保存方法などが気になる方は、こちらもチェックしてみてください。
栄養いっぱいの春菊を家族みんなで美味しく食べよう
春菊には栄養がたっぷり。スーパーで見かけた際は、積極的に手に取ってサラダやお鍋、炒め物など、さまざまな食べ方を試してみてはいかがでしょうか。調理方法を工夫して、家族みんなで春菊を美味しく食べてくださいね。
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